InFight Chronicle file:1 たら

幻影戦争がリリースされてから2年以上もの時間が経過している今、ギルドメンバーの入れ替わりが発生してしまうのはもはや必然。それは寂しさも痛みも伴うけれど、また別の角度から照らせば、新たな出会いがあるとも言えるわけで。


ただ所属歴にバラつきが出ると、その “人となり” の理解度にグラデーションができてしまうのも、また必然。せっかく出会えたのであれば、よりお互いを理解できたら、もっと楽しめるんじゃないかなぁという思いをぼんやりと抱いていました。


また、このInsight Of The Visions(以下、IOTV)で何人もの方にインタビューをさせていただきましたが、そういえばギルメンを取り上げたことないな、と思い。なら普段のインタビューとは別立てで、ギルメンにインタビューする企画を始めてしまえばいいじゃない、と(いつものように)軽々しく思い立ちました。


そしてどうせならいっそギルド外の方にも公開しちゃえば、たとえば今後またギルメン募集をする機会が訪れた時に、ギルドの雰囲気を知ってもらうツールにもなるんじゃないかと思ったのです。



ということで、このIOTVにおける新連載『InFight Chronicle』では、ギルドInFight SaGaに所属するメンバーに一人ずつインタビューを敢行していきます!

いつものインタビュー企画と比べればライトな感じのものにはなりますし、頻度も未定ですが、楽しんで頂けたら幸いです。


※インタビュー実施には都度本人の了承を取ります。こういうのが苦手な方や何者かに追われている方に強制することはありませんのでご安心ください。


なお、この連載は所属歴の長い方から順に行っていく予定です。
それでは第一弾、最古参のギルメンであるたらさんのインタビューをお楽しみください。



カーナ

ということでたらさん、第一弾インタビューよろしくお願いします!


たら

すんごい恥ずかしいけど、よろしくお願いします(笑)


カーナ

まぁ普段話している感じでいきましょう(笑) たらさんって、幻影戦争(以下、幻影)はいつ頃から始められたんですか?


たら

たぶん2019年の11月後半かな? リリースされてちょっと経った当たりだったと思います。


カーナ

きっかけはなんだったんでしょう?


たら

InFight SaGaの前身であるギルド『引退詐欺』の初代サブマスで二代目ギルマスでもあるカロリーモンスター(以下、カロ、カロリーなど)とリアルでつながりがあって。その彼から「面白いゲームがあるから始めてみなよ」と言われたのがきっかけですね。それでまるちゃん(現ギルメン)と一緒に始めた感じです。


カーナ

あ、そうか。リアルでお知り合いでしたもんね。じゃギルドも特に迷うことなく、そのカロさんがいる『引退詐欺』に加入することに?


たら

そうですね、最初は本当に何もわかってなかったので、誘われるままにっていう感じです。まぁヒヨさん(引退詐欺初代ギルマス)がすごい人だって話を聞いていたので、最初はちょっと緊張していましたが(笑)


カーナ

ちなみにFF自体は昔から好きではあったんですか?


たら

RPGは好きでしたし、FFシリーズも全部ではないけどやってはいたので好きでしたね!


カーナ

じゃ、勧められて始めたとはいえ、わりと抵抗なく続けていけた感じですか?


たら

いや、最初はチンプンカンプンで、特別面白いとは思ってなかったです(笑)


カーナ

確かに、理解できるまでは本当に何をしたらいいかわからないですもんね(笑) じゃ、楽しくなってきたのはいつ頃からですか?


たら

んー、ある程度ユニットが育ち初めて、ギルドバトル(以下、ギルバト)などのコンテンツが本格的に動き始めて。


カーナ

あ、そっか、当時はまだギルバト自体は始まっていないころなんですね。


たら

ですね。で、引退詐欺がいい感じにグイグイと順位を上げ始めた頃に楽しくなってきた感じです。ただその反面、編成を組むのがめっちゃ苦手で、ギルドに迷惑かけてるなって思っていました(笑)


カーナ

そんなことはないと思いますが、当時引退詐欺は強いギルドのひとつとは言えるくらい、勢いがありましたからね(笑) 確か最高順位も3位くらいじゃなかったかな。


たら

おぉ、3位か...(遠い目)


カーナ

当時は完全指揮制で、軍師であったカロさんが何とか引き分けには持ち込むっていう感じでしたよね。だから特に引き分けのルールが変わって手数勝負になるまでは、勝てないまでも負けないっていう(笑)


たら

ですね、毎日ドローが続く、みたいな感じでしたよね(笑)


カーナ

参戦時間遅めの方が多かったこともあって、終了ギリギリの時間で一気に追い上げていく、みたいな星の取り方が引退詐欺名物みたいになってましたもんね(笑)


たら

ですね、もはや懐かしい(笑)


カーナ

そんなギルバトを通して幻影を楽しく感じるようになった、ということで、好きなコンテンツにもギルバトを挙げてくれていましたが、ギルバトのどのあたりに特に面白さを感じていますか?


たら

自分の模擬戦の成果が結果として出たときはもちろんですけど、やっぱりチーム戦なので、みんなで協力して勝てた時が楽しいというか、達成感がありますね。


カーナ

うんうん。個人的には、今のうちのギルドでギルバトに負けた時、最も悔しそうにしてくれるのがたらさんだなって印象があります(笑)


たら

やるからにはやっぱ勝ちたいですもん! 負けることはあるにせよ、この負け方は良くなかったなとか考えるとやっぱり悔しくなりますよ(笑)


カーナ

でも、負けるときもあるとはいえ、「勝てた時に喜びを感じる」と仰っていたじゃないですか。


たら

はい、それはやっぱりそうですね。


カーナ

そうなると、ゲームを始めるきっかけだったカロさんが引退された時、一緒にギルドを抜けて、上位のギルドに移籍するっていう選択肢もあったと思うんですけど、そうしなかった理由はどの辺りにありますか?


たら

んー、まぁ既に私自身が幻影の沼にハマってたので(笑)、カロリーがいなくなるからギルドを抜けるっていう選択肢はなかったですね。引退詐欺初期からいた身としては、居心地が良かったから抜けなかったっていうのは大きかったと思います。

まぁ当時他のギルドの情報をそこまで追っていなかったこともあり、よくわからないところには行きたくないという、人見知りを発揮してたのかもしれませんが(笑)


カーナ

正直に言うと、ギルマスが自分になって、引退される方を大量に送り出し、InFight SaGaとしてやり直すとなったあの時、たらさんも抜けちゃうかなって思っていました。


たら

客観的に見たら、やっぱりそう見えちゃうかもしれないですね(笑)


カーナ

上位じゃないにしても、他のギルドを見てみようという気も起きなかったんです?


たら

せっかくみんなで作り上げてきたギルドなので、立て直せるならもう1回頑張りたいなっていう気持ちのほうが強かったですね。あと先ほども言いましたが、私、本当に人見知りなんです(笑) なので当時は他に飛び込む勇気もなかった(笑)


カーナ

バーキン(カーナ主催のイベント『Berserker’s Kingdom』)とかにも出てくれてたし、そんなこともないでしょ(笑) もちろん残ってくれたのはとってもありがたかったんですけど(笑)


たら

いや、ここさんとかにも「人見知りだ」って言ったら「絶対嘘だ」って言われるんですけど、私本当に人見知りなんですよ……(笑)


カーナ

たらさん、それでいうと僕も自分のことを人見知りだって思っていますよ。


たら

絶対嘘だ。


カーナ

言われたことまんま言うんかい。


たら

だって(笑)


カーナ

むぅ……。ところで話を少し戻すと、ギルドに居心地の良さを感じていたっていう話がありましたが、その「居心地の良さ」ってもう少し具体的に表現すると、どんなところに感じますか?


たら

優しい人が多いですよね、それは今も昔も変わらず。なので、あたたかい雰囲気はあるかなと思っています。あと、特別強制したりはしないけど、みんな各々やるべきことはやっている、あるいはやる時はやるっていう感じが好きです。


カーナ

マイペースに、まったりとした雰囲気ではあるけれど、最低限の基準値がそれなりに高いというか。楽しむためにもこれくらいは最低限ちゃんとやるっていう意識は、確かに高い人が多いですよね。


たら

ですね。その辺りは今後も大事にしていきたいところだなぁって思ってます。


カーナ

まさにその台詞が象徴的ではあるんですが、たらさんには途中からサブマス(サブマスター)に就任してもらったじゃないですか。


たら

そうですね。


カーナ

サブマスになってみて、よかったことと大変だったことを聞いてもいいですか?


たら

良かったところは、以前よりも思っていることを言いやすくなったことですかね。やっぱりサブマスになる前は、運営陣でもないのに変に口出ししたら良くないよなっていう気持ちが強くて、言えないのが当たり前みたいな感じだったんです。

でも今は運営陣で感じたことを話し合えたり、みんなに思っていることをなんとなく伝えたりできるようになったかなと思います。


カーナ

もちろんギルドとしては、周りへの気遣いさえ忘れないでくれれば誰が何を言ってくれてもいいんですけどね(笑) でもうちは大人で優しい方が多いから、特に厳しい感じの言葉がギルメンから出ることはほぼないですもんね。


たら

そういう意味では、私は結構厳しいことを言うこともあるので、みんなにあんまり良くは思われてないんじゃないかなぁってずっと思っています(笑) まぁでも、今の運営陣の体制でいえば、私がそのポジションでいれば良いかなと思ってるので、これからもそこは崩さず行こうと思ってますが(笑)


カーナ

いや、そんなことないと思いますよ(笑) むしろ僕が本来やらなきゃいけないことだとは思うんですが、わりと何も気にならないタイプだから全く気付けないというか……。本当にサブマス陣がしっかりしてくれていて、助けられています(笑)


たら

厳しい担当は任せてください(笑)


カーナ

頼りにしてます(笑) それでは、大変だと感じる部分はいかがでしょう?


たら

ギルメン1人1人の発言とか、結構気にするようになりました。他の人に誤解させるような表現になっちゃっていないかとか、モチベーション下がっていないかとか、サブマスになるまでは正直気にしたことはなかったんですけど、今はそういうの結構気になっちゃうようになりましたね。

あとはギルドとしての方針を考えることとか、歴代の運営陣はみんな大変だったんだなぁと感じています(笑)


カーナ

もしかするとそれは、たらさんがこのギルドの居心地の良さを壊したくないって思ってくれてるからこそ、そういう部分が強く気になるようになったのかもしれないですね。ホント、たいした報酬もないのに心強いです(笑)


たら

ギルマス・サブマス報酬はもっとなんかあっても良いですよね!(笑)


カーナ

ではたらさん、最後にギルメンみんなに一言を!


たら

一番悩むのキタ!!


カーナ

いや、一応鉄板だしさ……。


たら

えーーと……、うるさいことを言うかもしれませんが、みんなが楽しく遊べるギルド運営をしていきたいと思っています。大したことはできませんが、カーナ様の下僕としてがんばりますので、これからもよろしくお願いします! 1人はみんなのために、みんなは1人のために。協力していきましょう!


カーナ

カーナ様っていうところだけ突っ込みたいですけど終わらなくなりそうだからグッと我慢しつつ、たらさん本日はありがとうございました!



個人的にたらさんは、InFight SaGaにおける情熱担当だと思っています。パッと見は大人で、落ち着いた振る舞いではあるけれど、内側には熱いものを持っている方。 “最低限の意識の高さ” がうちのギルドにあるとすれば、それはたらさんみたいな方たちが築いてきてくれたものなんだろうなぁと、心から思っています。

ギルド歴でいえば自分の先輩にあたるので、これからも遠慮なく頼りにさせてもらいます!



ということで、InFight Chronicleの第一弾はここまで。
次回、また別のギルメンの登場をお楽しみに!