運営のお二人をお招きしてお送りするユーザーイベント、という前代未聞の展開となった『Award Of The Visions2021』。
中井さんと藤田さんがゲストに来てくれることを、事前に告知するかどうか。
その点に関しては、本当にギリギリまで悩みました。
集客の観点から考えれば、告知した方がいいに決まっています。
ただ、あくまでイベントの主旨は「アワード」であり、主役はノミネートされた皆様を始めとしたプレイヤーであってほしい。
もちろん、せっかくお二人に来ていただくので、色々とお話を聞きたいとは思っていたけれど、告知をしてしまうことによって “お二人の話を聞きに来た方” ばかりになってしまうのは、イベントの主旨としては違うかなと思ったのです( “お二人に何かを言いたい方” ばかりになってしまうリスクを回避したいという思いも込みで)。
ゆえに、プレイヤーを讃えるためにアワードを見に来てくださった方に対してのサプライズのような形にしようと、事前告知はしないことに決めました。
そして、2021年12月30日。
いよいよ迎えた『Award Of The Visions 2021』配信当日。
当日は17時から民営放送があったため(というかその時間に開始になったのはアワードのせいだったんじゃないかという気もしますが……)、中井さん、藤田さん、あさるとさんは連続での配信です。
あさるとさんに聞いたところ、当日は14時入り(リモートなので “入り” というか、スタンバイですね)だったようで、最終的に拘束時間は何時間になるのやら……。それも会社的には仕事納めも終わった、年末の休日に……。
僕にとってはプライベートの “趣味” を堪能している時間ですが、お三方(特に中井さん・藤田さん)にとっては仕事の時間なわけで。
改めて「よくオファーを受けてくださったなぁ」という思いが湧き上がり、逆に頭は下がる一方です。
配信開始の30分前にDiscord入り。配信で何度も見ている分 “はじめまして感” はあまりなかったのですが、直接会話をする機会はほぼ初めてです。軽い雑談を交えながらお二人の様子をうかがうと、やはり少しお疲れの様子。
また、これは邪推かもしれませんが、直前の民営放送の流れもあり、少し強張っている部分があるというか、少し緊張されていらっしゃるような印象を受けました。
配信が始まって、みなさんが温かく迎えてくれることで、緊張がほぐれてくれるといいなと思いながら、いよいよ『Award Of The Visions2021』の配信が始まります。
成功はただ、皆様のおかげ(本気で)
結論からいうと、今回の『Award Of The Visions2021』は大成功だったなと個人的には思っています。それくらい、濃密な3時間を過ごすことができました。
中井さんと藤田さんが、本当に真摯に対話してくださって。おかげで僕自身はもちろん、視聴者の方々にも楽しんで頂けたのではないかと思っています。
立場上 “話せる・話せない” が存在することは大前提として、 “話せる” 範囲の中でどこまで話すか、という点において、本当にギリギリの範囲まで話してくださったような印象を受けました。もっと曖昧に、当たり障りなく返すこともできたと思いますが、本当にありがたい限りです。
というのも、僕の企画には台本がほぼありません。配信で使うスライドと、どの場面で誰にどんな話を振るかという簡単な進行表のようなものがあるだけです。今回でいえば、ゲームセクションの各賞の合間にお一人にひとつずつ、例えば「ここで中井さんにストーリー第二部について、どの辺りを変更されたのか質問します!」程度の記載だけしていた感じです。
なので、ゲームセクションの表彰直後の質問以外、例えば会話の中で生まれたものや、ハッピーエピソードにまつわる質問などは、すべてアドリブ。お二人からすれば “事前に聞かされていなかった質問” になります。
だから、キャラデザインの話だったり、ギルドレイドの話だったり、あるいはギルバトの今後についての話だったりは、そんな “事前に聞かされていなかった質問” であってもお二人がちゃんと応えようと思ってくれたからこそのもので。
育成緩和についての話も「ソウルスターについてあまり触れられなかったかな」と感じたので、普段考えていたことをふと話してみようと思っただけではあったのですが、「参考にさせていただきます!」と一言で返してもまったくおかしくないような場面でも、真摯に応えていただいたことでしっかりと内容のある対話になったと思います。
「ユーザーとちゃんと向き合って、コミュニケーションを取りたい」というお二人の姿勢が伝わってくるようでした。
またお二人を迎えてくれた視聴者の皆さん、特にコメントで盛り上げてくださった皆様のおかげも大きかったと思います。常に楽しそうに、幻影戦争の話をもっと聞きたいんだというコメントを下さったおかげで、いつしかお二人の緊張も解けていったように思います。
何よりも、向こう側にいる相手が同じ人間であることを、本当の意味で理解してくださっている方々ばかりだったので、個人的にも安心した部分はありました。
プレイヤーセクションの表彰時にはちゃんと祝福をしてくださって。ハッピーエピソードをご紹介した際には、共感を含めた反応をくださって。流れ上あまりコメントを拾えない配信であったにもかかわらず、盛り上げてくださっている姿は本当に心強かったです。
※楽しそうなコメントって、本当に本当に本当に、ありがたいんです。
最後には、昨年のリベンジという意味も込めて、あさるとさんへのサプライズプレゼントもできました。
実は配信前日にみなさんに寄せ書きをお願いするスケジュールになってしまったのですが、それでもあれだけの数の方々がコメントを寄せてくださって。
改めてみなさんの協力と、そうしようと思わせてくれたあさるとさんの人望に、頭が下がる思いでした。
今回のアワードは、本当に多くの方のご協力があって成り立ったものでした。いつも思っていることではあるのですが、いつも以上に僕一人ではとてもじゃないけど成し得ないものでした。
この場を借りて、見に来てくださった方も含め、関わってくださったすべての方に、心からお礼を申し上げたいと思います。
本当に、本当にありがとうございました。
ところで、今年の年末、とてもこれ以上のものを作れる気がしないのですが、どうしましょう……。
よろしければ、ぜひアーカイブでご覧ください。
つづく(幻影アワードネタは、今回で最後です)
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