8月にユーザー主催のPvPイベントとして産声を上げた「Berserker’s Kingdom」も、おかげさまで本日までに第3回までを開催することができました。11月は1stアニバーサリーの関係でイベントのスケジュールが読めないことからお休みとなり、次回12月開催に向けて目下始動中です。
ただ、少し時間も空いてしまうので、せっかくならこの期間に大会自体を振返ってみようと思い、大会関係者に取材を行うシリーズを始めます!いつものインタビューとは異なり、Berserker’s Kingdomについて語ってもらう本シリーズ。ちょっとした箸休めのような気軽な気持ちでご覧いただけたら幸いです。
※取材日:2020/11/7
はじまりは、驚くほど気軽に
カーナ
さて、Berserker’s Kingdom(以下、バーキン)を色んな視点で振返ってみよう、というこのコーナー。第一回はやっぱり立ち上げメンバーの声を聞いてみようということで、3人にお集まり頂きました。本日はよろしくお願いします!
u-ta
お願いしますー。
かむ
よろしくお願いします!
ぺぺろん
うむ。
カーナ
7月の末にフレンドマッチ(以下、フレマ)に当時のギルドバトル(以下、ギルバト)のMAPが追加されたことで、何かユーザーイベント的なことができたら楽しそうだなぁ、みたいな自分のつぶやきに3人がノッて来てくれたことでこのメンバーが集まることになったんでしたよね。
u-ta
今振返ってみると「はっはー!やりますか!」って、だいぶ軽い感じで乗りましたね(笑)
かむ
自分も「やりたいやりたい!」って...軽っ(笑)
カーナ
正直、当時の4人の関係性って、ギルバトやTwitterで互いの存在を認知はしていたけれど、ほとんどコミュニケーションを取ったことがなくて、実質「はじめまして」みたいな状態でしたよね。u-taさんとは「フリマパーティ(u-taさんがゲリラ的にTwitterで呼びかけて開催されていたフリマイベント)」で何度かコミュニケーションとらせてもらっていたくらいで、かむさん、ぺぺろんさんとは実質ほとんど会話はしたことなかったかな...。
ぺぺろん
うむ。
u-ta
そうそう。実は「フリマパーティ」は元々、Twitter等でコミュニケーションを増やしてフローズのことを知ってもらえたら、みたいな意図もあって始めたんですが、実際にやってみたら思っていた以上に多くの人に参加してもらえて。それがきっかけで会話が増えた人たちもいたので、もっと何かできないかなぁってちょうど考えていたこともあって。そんなときにカーナさんのつぶやきを見たから、ほとんど迷うことなく手を挙げたような記憶があります。
かむ
自分は「なにこれ、絶対面白いやん!」っていう、今思うと本当に軽い気持ちだったかも...(笑)それまで会話をしたことはそこまでなかったけど、3人とも知っている人ではあったし、そういう意味では不安も少なかった気がします。
ぺぺろん
うむ。
カーナ
...ぺぺさん。インタビューって、知ってる?
ぺぺろん
ネタやん!そういうキャラやん!...まぁ真面目に答えると、当時個人的にはギルバトからちょっと距離を置いていた時期だったんですけど、フレマにギルバトのMAPが追加されるって聞いて、上位ギルドの人たちと戦ってみたいなぁってちょうど思っていた時で。だからカーナさんのつぶやきを見た時に、たぶんリプするの1回目とか2回目とかっていう関係性だったけど、思わず返信してましたね。
カーナ
一番最初に反応してくれたの、ぺぺさんだったもんね。で、当日の夜にみんなにDMして「やりましょう!」ってなってくれて。
u-ta
そうそう、なんか勢いでDiscordのサーバを立ち上げた気がします(笑)
カーナ
立ち上げてくれたDiscordにあった部屋、「雑」のみでしたよね(笑)
せめて「雑談」にすればいいのに、まさに「雑」だった(笑)
かむ
なんなら、未だにバーキンのDiscordの運営部屋に「雑」のまま残ってますもんね(笑)
ぺぺろん
で、確かカーナさんが企画のタタキを考えてくれるってなって、とんでもないパワーポイントの資料が送られてきたんですよね。今思うとバーキンの原型はあの時すでに出来上がっていたけど、最初から準備というか、そういうイベントにしようと思ってたんですか?
カーナ
いや、たぶん最初はレイドとかでギルド外の人とマルチするのが結構楽しくて、レイド以外にもそういうイベントがあったら面白そうだなぁくらいの感覚でしかなくて。
ただノッて来てくれたのがこの3人だったから、結構ガチなイベントにしてもいけるんじゃないか、ってスイッチが入った感じでしたね。で、みんなのスイッチも入れられたら嬉しいなって思って、パワーポイントの資料を一気に作り上げた気がする(笑)
ぺぺろん
あの資料見た瞬間、マジでビビったもん(笑)
u-ta
まんまとスイッチ入れられた感ありますよね。今履歴振り返ってたんですけど、最初にカーナさんがつぶやいたのが7/30の昼で、ちょうどその日の日付が変わる頃にDMがきて。で、8/1にパワーポイントが共有され、8/2に運営会議を経て声がけする出場者のリストが作られて、8/3には出場者とチーム編成が決定してる。
かむ
すごいスピード感や...(笑)
でもあの資料のおかげで、ファラリスさんにも動画制作を頼めましたしね。
カーナ
そうそう。かなりいい出場者を第一回目にして集められそうだったから、せっかくなら配信とかも検討したいなと思ってて。で、それなら最初に目を引くオープニング動画とかあったらテンション上がるなぁとか考えてたら、かむさんが「ファラリスさんに動画頼むとかどうです?」って言ってくれて。
かむ
以前のギルドの関係でつながりはあったので。でも、カーナさんのパワーポイントを送ったら「これくらい本気でやる大会なら」っていう感じでOKもらえたんですよ。
ぺぺろん
でもファラリスさんの動画も、初めて見た時はマジでビビった。
u-ta
間違いない。
カーナ
ファラリスさんが動画を担当してくださったおかげで、バーキンのクオリティが十段階くらい引き上がった気がします。あれを誰より最初に見れるっていうのが、バーキン運営の役得のひとつだよね(笑)
トラブルだらけとなった第一回:クローズドβテスト
カーナ
第一回大会は各試合ごとに攻撃担当2人、防衛担当2人を決めて、防衛編成の頭キャラと総攻撃・総魔力の数値は事前に公開される、っていう限りなくギルバトに近いスタイルを取ってましたよね。戦略や編成ってどんなふうに決めていきました?
u-ta
フェンリル狂戦士団は、当時あしょばてさん(Mysidia所属)、アスタルテさん(約束の場所所属)、けがにんさん(Black Cat所属)っていうメンバーだったんですけど、アスタルテさんが会話を盛り上げようとしてくれている中、あしょばてさんとけがにんさんがすごく積極的に参加してくれて。たぶん、どのチームよりも動き出しは早かったんじゃないかな。
カーナ
サーバの所有者権限で全チームの部屋を見ることができてましたけど、フェンリルは圧倒的に早かったですね。
u-ta
あしょばてさんとけがにんさんの編成力がすごく高かったから、二人の意見を中心に進めてはいたものの、かなり迷いましたね。最初に議論を始めたけど、決めるのは一番遅かった気がします(笑)
かむ
ディアボロス狂戦士団は、バジルさん(フローズヴィトニル所属)、プロギスニータさん(ウォーズコネクト3所属)、にわさん(引退詐欺所属・当時)の3人だったんですけど、基本的な戦略部分とか編成の方向性はバジルさんがかなりリードしてくださって。ただプロギスニータさんの「ぺぺろんさんと戦いたい」とか、にわさんが「カーナさんを倒したい」とかって希望を聞いて、それぞれ攻撃と防衛を割り振っていきましたね。
カーナ
当時は防衛の編成は発表してたけどそれが「誰か」とは発表しなかったのに、思えば見事にその2つの対戦は実現しましたね(笑)
ぺぺろん
デスマシーン狂戦士団はmirenさん(約束の場所所属)、かおもじさん(フローズヴィトニル所属)、ニート彗星さん(パルチザンD.C.所属)の3人で、せっかくのイベントだしまずは「推しキャラ」を入れよう、っていう方針を立てていて。
あと、個人的にはニート彗星さんの編成力の高さ、独特の尖った感じが大好きだったから、相手に左右されずに編成を組めるっていう意味で、ニート彗星さんに3試合全てで防衛を担当してもらいました。
カーナ
その結果、各チームの防衛が頭カインで揃えてきてる中、デスマシーン狂戦士団だけはそうならない、という結果に(笑)
ぺぺろん
防衛が発表された瞬間に、かおもじさんとニート彗星さんから「いつものギルバトと一緒じゃねーか!」っていう悲鳴が上がるというね(笑)
カーナ
あったあった(笑)
自分がリーダーを務めさせていただいた、今は亡き赤チョコボ狂戦士団は、あけぼのさん(フローズヴィトニル所属)、イルミナさん(パルチザンD.C.所属)、Sharonさん(Mysidia所属)の3人だったんですけど、ギルドのライバル関係もあるから、最初は特にあけぼのさんとイルミナさんが情報を出しづらそうにしている節があったかなぁ。あと、どうしても自分は他チームの情報が見れてしまう立場なので、攻撃は担当せず防衛に専念することにしていたから、とりあえず「防衛の頭はカインで!」っていう方針だけ決めて、あとは各自に任せちゃいました(笑)
かむ
確かに、第一回はMAPが当時のギルバトと同じだったから、どこまでギルドの中で話されている情報を出していいか、とかって難しいですよね。特にライバル関係があったりすると。
カーナ
二人とも適宜ギルド内に確認しつつコミュニケ―ションを取ってくれたので、本当に感謝ですね。
ところで、第一回はクローズドβテストという形式をとらせてもらって。出場者および運営メンバーが所属するギルドの方のみを、観戦者としてDiscordに招待させてもらってイベントを開催したわけですが…、本当にクローズドにしてよかったよね(笑)
u-ta
いや、ホントに(笑)
かむ
大変でしたね、当日は(笑)
ぺぺろん
うむ。
カーナ
Discordのボイスチャットについている「ライブ配信」機能を使って、自分のPCの画面で試合の動画を流しながらみんなで観戦する、っていう想定でいたんですが、ボイスチャットは制限なかったんだけど、「ライブ配信」に同時に入れる人数が100人までだったことを知らなくて(笑)
かむ
当日は本当に多くの人が見に来てくれたので、100人余裕で超えちゃって「ライブ配信見れない!」っていう人が続出したんですよね(笑)
ぺぺろん
あれは本当に焦った(笑)
u-ta
急遽解説としても参加してくれていたmirenさんに、Youtubeで同時配信する形をとってもらって、Discordのライブ配信を見れない方はそちらで、ってなったんですよね。
カーナ
そうそう、いきなりのお願いだったにも関わらずmirenさんがうまく対応してくださって、本当に助けてもらいましたね。逆の立場でいきなりあんなお願いされたら、本当に困ったと思う(笑)
かむ
でも当日は、配信時間も長かったですよね!0時スタートで、もともと90分くらいを想定していたのに...。
u-ta
3時くらいまでかかったよね(笑)
ぺぺろん
途中寝落ちする方続出したけど、そりゃそうだ、と(笑)
かむ
開催するならギルバト後ですよね、っていうのは最初から言ってたけど、そうなるとどうしても開催が週末になって。で、週末はアリーナ走っている人からしたら大事なタイミングになるから、アリーナの日付が変わる0時からじゃなきゃ開催できないですよねってなって。
u-ta
ただでさえ遅い開始時間の上に、第一回は全試合を動画で流してましたからね...。
カーナ
やっぱり多くの人に見てもらおうと思ったら、0時開始だとどんなに長くても90分くらいにおさめないとダメだな、っていうのは本当に実感しましたね。それで第二回以降は第二試合までを先に終わらせておく、っていうシステムに変わったし。mirenさんに運営メンバーとして配信部分で力を貸していただけるようになったことも含めて、本当に学びの多かったクローズドβテストになりました。
ぺぺろん
でも、大会の内容自体は第一回からめちゃめちゃ面白かったですよね。
かむ
間違いない!やってよかったって初回から思えたし、手ごたえはありましたよね。5連続見切りみたいな奇跡の展開も起きましたし(笑)
u-ta
初回ということもあって、当日は胃が痛くなるわ手が震えるわで大変だったけど、めっちゃ面白かったことは間違いないですね。
Berserker’s Kingdomがもたらしたもの
カーナ
実際に第一回をやってみて、やってよかったと感じたところ、あるいは自身にもたらされた変化とかって何かありました?
u-ta
変化っていう意味でいうと、やっぱり他のギルドの人たちとの交流が圧倒的に広がった、っていうのがすごく大きかったですね。元々はギルバトみたいな熱い戦いができたら、みたいに思ってましたけど、それ以上に人とのつながりが広がったり、深まったりしたことが自分のモチベを引き上げてくれたし、そこが一番楽しかった気がします。誰かと一緒に盛り上がれることは、こんなにも楽しいことなんだなぁと。
かむ
わかります!自分もそれは本当に思いますね。バーキンの存在は、間違いなく自分のモチベーションの源泉になっていると思います。大会当日までの間に編成についての議論を重ねていく中で、特に同じチームになった人たちとの間には特別な絆が生まれたように感じちゃいますね。
変化という意味では、すごく個人的な話にはなりますが、第一回で優勝できたことで自信がついたこともあり覚悟が決まりまして、BlackCatのサブリーダーに就任させていただくことになりました(笑)
ぺぺろん
人とのつながり、みたいなところは完全に自分も同意で。敢えて他のことを言うなら、「こんなキャラの活かし方があるのか」みたいなところを見てもらえたらな、って思ってました。
どうしても新キャラに光が当たりがちになりますけど、以前からいるキャラも活かし方によってはまだまだ輝くから「このキャラってこんな風に使えば、こんなに強いんだ!」みたいなものを感じてもらえていたら、やってよかったなぁって思いますね。それもあって、デスマシーン狂戦士団は「推しを入れる」っていう方針にしてたんで。
カーナ
確かに、サンクレッドといいメディエナといい、デスマシーン狂戦士団の編成は見ているだけでも面白いですからね(笑)
Berserker’s Kingdomの向かう先
カーナ
では、最後になりますが、Berserker’s Kingdomをこんな大会にしていきたい、みたいな思いがあれば、お聞かせいただけますか?
かむ
やっぱり見ている人が「出たい!」って思ってもらえるような大会にしていきたいなぁとは思いますね。
u-ta
それは本当にそうですね。自分たちが楽しいだけじゃなくて、見ている人にも楽しんでもらえて、いつか出てみたいって思ってもらえるような大会になっていけたらなぁとは私も思います。
かむ
Twitterで発信の多い人が有名になりやすいですけど、名前が知られていなくても強い人っていっぱいいるから、そういう方にもぜひぜひ出てもらいたいなぁと思いますよね!
u-ta
うん、ただつながりが全くない方に声をかけるのってなかなか難しくて。だから「出たい」みたいな意思を表明してくれたりすると、本当にありがたいですよね。
かむ
わかりますわかります。出場してくれた人はもちろんですけど、さらに言えば見てくれた人が「いつか出たい!」と思ってくれたり、さっきぺぺろんさんが言っていた「キャラの輝かせ方」を知ることで、その人のモチベーションアップにもつながってくれたらいいなぁと思います。そういう大会を目指していきたいですね。
ぺぺろん
・・・。
カーナ
…ぺぺさん、寝た?
ぺぺろん
いや、めっちゃ頷いてた。
カーナ
(Discordの通話で、それわかるわけないやん)
ぺぺろん
「出たいと思ってもらえる大会にしたい」っていうのは俺も完全に同意なんだけど、逆にカーナさんはどうなの?どういう風にしていきたいみたいなことはあるの??
カーナ
うーん、そうだなぁ。そもそもバーキンもIOTVも、単純に自分がこんなのあったら面白そうだなぁと思って始めて。で、どうせならそれを他の誰かも楽しんでくれたらもっとハッピーだなと思ったから、配信みたいな形を取ったりしたっていうだけなんですけど。
かむ
カーナさん、以前もそんな風に仰ってましたね。
カーナ
だからこれは、振返ってみてわかったっていう結果論に過ぎないんですけど。ソーシャルゲームって、「ソーシャル=人」と「ゲーム」の掛け算で成り立っているじゃないですか?そう考えた時に、バーキンはどちらかというと「ゲーム」の部分にフォーカスを当てたイベントなんだけど、その結果u-taさんが言っていたように「人」の部分のつながりが深まって。
u-ta
たしかに。
カーナ
一方でIOTVは、「人」にフォーカスを当てた結果、「ゲーム」へのモチベ―ションを高めてくださった方がいたりして。片方にフォーカスを当てると、もう片方により大きな影響が生まれるっていう、面白い現象が起きているんですよ。
ぺぺろん
なるほどね、それは何かわかる気がします。
カーナ
だからバーキンは、これからも「ゲーム」の部分、つまりいかに面白いと思ってもらえる大会にするかを考えていければなぁと。難しいことではあるけれど、できれば運営のみんな、出場者の方々、観戦してくれている方々っていうすべての人にとってね。その結果多くの人が互いの絆を深めることになって、より幻影戦争が盛り上がっていってくれたらいいなぁって思いますね。
運営内でも定期的に出場者数を増やすかどうかの議論はしていて、放映時間や運営の負担を考えて今のところは見送られていますけど、いつかは少しずつ出場者の規模も、観戦者の規模も大きくしていけたら、もっと楽しくなりそうだなぁ、と。
かむ
確かになぁ。もっと規模が大きくなって、もっと多くの人にポジティブな影響を与えられるようになれたら嬉しいですね。
u-ta
でもそういう意味では、今進んでいる方向は間違っていない気もしますよね。だから今の方向性のままで、引き続き頑張っていきたいですね。
カーナ
ですね、これからも運営メンバーとして、引き続き力を貸してもらえると!
ぺぺろん
うむ。
本当にちょっとしたつぶやきから生まれたBerserker’s Kingdom。今ではファラリスさん、mirenさん、イルミナさんにも運営に参画していただき、より盤石な体制でお届けできるようになってきました。
でもまだまだ進化し、より多くのみなさんに楽しんで頂けるように、運営一同頑張りたいと思います!
そんなBerserker’s Kingdom。12月の大会はいわば「年末特番」のような位置づけで、普段とはちょっとだけ異なったイベントになる予定です!
詳細は決まり次第、順次Twitter等でご報告していきますので、ぜひご期待ください!
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