幻影戦争のプレイヤーにスポットライトを当てる「Insight Of The Visions」。今回は親善大使オーディションにも出演されていた、まこにゃんさんとまねーじゃーさんにインタビュー!
後編となる今回は、配信の面白さや苦労、そして親善大使オーディションについてお聞きしました!
目指したいのは『バラエティ』
カーナ
先ほど「幻影戦争を始めました」という配信が思ったより伸びた、という話がありましたので、ちょっとその辺りのお話を聞かせてください。実はあまりゲーム配信について詳しくなくて、失礼な言い方になってしまうかもしれないのですが、幻影戦争の配信って結構大変じゃないですか?
まこにゃん
それは、正直そうですね(笑)やっぱり視聴される方が一番求めてらっしゃるのは、新キャラの考察だったり、あるいはギルドバトルだったり、ゲーム攻略要素の強い動画だとは思っていて。でもまこにゃんにそれができるかって言われると、攻略とかそういうのは全然わからないし、ギルドバトルも上位にいるっていうわけでもないので……。
まねーじゃー
それにその分野は既にやられている方々も多くて、人気も高い方々なので、やっぱりそこで張り合おうとは思わなかったですね(笑)
カーナ
かといって、それ以外となると周回がメインになっちゃいますもんね。なかなか同じクエストをひたすら周回し続ける動画っていうのも……(笑)
まこにゃん
ですです、だからテレビで言えば「バラエティ番組」みたいなところを目指せないかなって思っています。みんなの役に立つ新キャラの考察や攻略動画をニュースとか経済番組みたいなものとしたら、まこにゃんの配信はバラエティ番組のような気軽に楽しめる動画にできたらなって。
カーナ
確かにレイド攻略の動画とかは、まさに身体を張ったバラエティという感じはしますね(笑)
まねーじゃー
だから先日カーナさんの幻影フェスに参加させていただきましたが、ああいうお声がけは本当にありがたいんですよ。配信のネタになるっていうだけで、こちらとしては大助かりで。
カーナ
いや、あれはこちらとしてもありがたかったです! 当時Twitter上の幻影戦争界隈がちょっと暗い雰囲気になっていたのを何とかしたくて、本当に思いつきでゲリラ的にフェスを開催することにしたんですけど、Twitterの空気を変えるくらいの盛り上がりを狙おうと思ったら、やっぱりファンの多い配信者さんの力を借りたくて。
まねーじゃー
突然カーナさんからDM頂いたときは驚きましたが、二つ返事で了承させていただきました。やっぱりこうした企画に携われるのはありがたいので。その時はだいぶボコボコにされましたが(笑)
カーナ
いやいや、あれは運の要素も大きいので(笑)でも、さらにはその後改めて正式に幻影フェスを開こうってなったときも、力を貸していただいて。
まこにゃん
あのフェスも楽しかったです! まこにゃんのところではかおもじさんとクライドさんのコンセプトマッチを配信させていただきましたが、本当に多くの人に見に来てもらえて。いつも配信に来てくれる方々も楽しんで頂けたみたいですし。
まねーじゃー
どちらのコンセプトマッチも本当に面白くて、1ユーザーとしても楽しませてもらいましたね。あれはぜひまたやりたいので、次開催されることがあればまた協力させてください。
カーナ
そう言って頂けると、こちらとしても嬉しいです。バーキンやら何やら、色んなイベントが進行しているので、いつになるかはまだ決められていませんが、必ずまたやりたいとは思っていますので。
まねーじゃー
カーナさん、色々やり過ぎやと思いますけどね(笑)
まこにゃん
本当に(笑)素直にスゴイと思います!
カーナ
楽しそうだと思ったら、止まらなくなるだけです(笑)
配信者という立場の、光と影
カーナ
ところで、先ほどバラエティ動画を目指す、というようなことをおっしゃってましたが、そうなるとやっぱり幻影戦争においてはメインストリームにはなりにくいというか、収益面においてはなかなか厳しい部分もありますよね?
まこにゃん
正直、収益のことはほとんど考えてないですね(笑)
まねーじゃー
儲けようと思ったら、たぶん幻影戦争を選んでないです(笑)もしかしたら人気の配信者さんなら収益化できているのかもしれないですけどね。まぁもちろん収益化できたら嬉しいですけど、それを目的にはしない、というような考え方ですね。
カーナ
なるほど。あくまで結果論であって、収益化のために幻影をやろうと思っているわけではない、ということですね。
まねーじゃー
ですです。今は見てくれる方が少しずつでも増えていってくれたらいいなぁ、くらいの想いでやってますね。
カーナ
確かに、仮に将来的に収益化を目指すにしたって、人が集まってくれないことには実現しないですもんね。でもやっぱり、配信者さんならではの苦労とかもあったりされるんですか?
まねーじゃー
まぁ、やっぱり配信をやるのとやらないのとでは、受ける傷の量が大きく変わるとは思います。
カーナ
なるほど、まさに「矢面に立つ」というか。
まねーじゃー
そうですね、知名度が上がるほどに「アンチ」と呼ばれる方が増えてしまうというのは、どの配信者さんと話しても言われることですし、この規模であってもやはり多少はありますからね。覚悟はしていましたが。
まこにゃん
やっぱり、色々なご意見はいただきますね。創作性の高いものも含めて(笑)
カーナ
なるほどなぁ。でも、覚悟を決めていたら痛くないかというと、そういうわけではないですもんね。鋭利な言葉は、覚悟していたとしても痛いというか。覚悟っていうのは痛みに耐える準備なだけで、痛みを感じないわけではないですもんね。
まねーじゃー
それはおっしゃる通りですね。正直に言えば、捨てアカウントみたいなもので罵詈雑言を浴びせてくる人もいますが、そっちはまだいいんですよ。ある意味ノイズとして割り切れるというか。どちらかというと、普段Twitterでお見かけしている時は真っ当なことを仰っている方から鋭利な言葉が飛び出てきたときが、一番来るものがありますね。
カーナ
あぁ、なるほど。それは確かにそうなのかもしれないですね。でも、収益化が見えていない状況でもそれを覚悟し、耐えてでも配信を続けられている。それだけの魅力というか、面白さがあるということですか?
まこにゃん
やっぱり、みなさんと一緒に盛り上がれるっていうのは楽しいんですよね。これは取り繕った言葉ではなくて、本音で言うんですけど。色んな方が見に来てくださって、コメントくださって。中には、いつも見に来てくださるような方もいて。そういった方々とのつながりを持てるというのが、何よりの楽しみですし、そういった方々の存在が、何よりの励みになります。
カーナ
まねさん、これは満点の回答ですね。
まねーじゃー
いやいや、でもこれはホンマにそうなんですよ(笑)僕は画面には映らないんですが、それでも見に来てくれて、一緒に楽しんでくれる方の存在は本当にありがたいなぁと、隣で見ていていつも思ってます。
カーナ
茶化してしまってごめんなさい(笑)僕も配信者ではないものの、イベントをやるたびに見に来てくださる方とか、それこそこのIOTVをいつも読んでくださる方とか、そういった方々の存在をありがたく思うのは一緒なので、わかる気がします。
親善大使オーディションについて
カーナ
そういった配信活動が実って、と言っていいんですかね? 親善大使オーディションに呼ばれることになりましたが。話としてはこれはいつ頃オファーがあったものなんですか?
まねーじゃー
確か夏ごろ、7月とかそれくらいだったんじゃないかと思います。
カーナ
おー、そうだったんですね! 思ったより早くから動き始めていたんですね。
まこにゃん
実は正式に候補になるって決定を頂いてからも、どなたと争うことになるのかはずっとわからないままだったんですよ。
カーナ
あ、そうだったんですか! 最終的にはeらぼ!さん、ぬいじょさん、みかっちゃんさんと争うことになったかと思うのですが、それを聞いたのはどのタイミングになるんですか?
まこにゃん
実は、皆さんと同じタイミングなんです(笑)
まねーじゃー
はい、発表の際に知った形です(笑)
カーナ
なんと……! ま、まぁ相手を事前に知っていたからと言って、何ができるというわけでもない……んですかね?(笑)
まねーじゃー
色々と流動的な部分はあったんだろうな、とは思います。親善大使オーディションが始まってからも、変更になった部分はありまして。事前に何がOKで何がNGか、みたいなことはもちろん聞いていたんですけど、運営さん側での方針転換か、それともどこかで認識にズレが生まれていたのか……。
まこにゃん
結構事前に色んな動画を準備していたんですけど、やっぱりそれはダメってなっちゃって、ほぼ全部の動画がボツになってしまって(笑)
カーナ
わー!(笑)
まねーじゃー
念のため申し上げておくと、我々はeらぼ!さんが親善大使に選ばれたことに不満は一切ないんです。すごく頑張っておられたことは間違いないですし、選ばれなかったことへの負け惜しみとか、言い訳とか、そういうつもりは一切なく、単純にこんなことがあったんです、っていうだけの話ですね(笑)
まこにゃん
もちろん選ばれたら嬉しかったとは思うんですけど、選ばれなかったからどう、っていうものは特にないですからね。引き続き、幻影戦争は楽しんでいますし。
カーナ
確かにそうですね。ちなみに実は僕、親善大使オーディションの発表があったときから不思議に思っていたんですけど、これって要はユーザーを増やしたい、っていう意図で行われたものですよね?
まこにゃん
はい、そうですね!
カーナ
ユーザーを増やす方法って、新規ユーザーを増やす、新規ユーザーに定着してもらう、既存ユーザーを離脱させない、っていう3つに大きく分けて考えられるのかなって思っているんですが、親善大使に一番求められたのはどれになるんでしょう?
まねーじゃー
……それは、たぶん全部っていうことだったんでしょうね。特に運営さんからその辺りの話をされたわけではなかったです。
まこにゃん
その辺りのことはちゃんと理解できていなかったかもしれませんが、色んなユーザーさんに投票いただけたのはとても嬉しかったですね! 元々別ゲームで仲良くしてくださっていた方も、今回のオーディションを知って投票してくださって。それが元々の企画の意図にマッチしていたのかどうかはわからないんですが、その気持ちは本当に嬉しくて。それだけでも、親善大使オーディションに出れてよかったなぁって。
カーナ
おぉ、それは嬉しいですね! ピュアに応援してもらえるって、本当に励みになりますからね。結果は惜しくも、という感じではありましたけど、親善大使オーディションに出れてよかったですか?
まこにゃん
はい、それはもちろん! 実際国営放送にも出れて、すっごいスタジオにも行けましたし!
まねーじゃー
めちゃめちゃ怒ったような顔してたけどな(笑)
まこにゃん
いや、違うんですよ! いつも配信の時は画面には映らないけど、近くにまねがいてくれるんですが、国営放送では一人だったので不安がすごくて。だから、しっかりしなきゃと思って……。
カーナ
緊張が顔に出てしまったんですかね?
まこにゃん
最初はニコニコしていなきゃ! って思って頑張っていたんです。でも、スタジオにある複数のモニターの内のひとつが親善大使を映していたんですけど、そのモニターを見た時に、周りの親善大使候補の方々が真剣に頷いているシーンで1人でニコニコしてしまっていて……。
カーナ
タイミングを間違えてしまったと(笑)
まこにゃん
で、「これは真剣な顔しなきゃ!」って思い直して真面目な顔をしたら、怒ってたってみんなに言われちゃいました……(笑)
カーナ
なるほど(笑)空気を読んだつもりが、最後まで空気を読み違えてしまったんですね(笑)
まねーじゃー
そんな顔してたらアカン! ってずっと思ってましたわ(笑)こっちはこっちで心配がすごかったです(笑)
いつか、オフラインの大会を開きたい
カーナ
親善大使オーディションの時にも公約として掲げてらっしゃいましたが、「PvPの大会がやりたい!」ということで、既に「M’s杯」をやってらっしゃいましたよね?
まこにゃん
そうですね、ずっとPvPの大会をやりたいって思ってるんです! 親善大使になった際は、それを公式化するっていうのが公約として掲げていました。
まねーじゃー
本当にやりたいのは、オフラインの大会なんですよ。他のゲームでも何度も経験していて、あれは本当に盛り上がるんです。
まこにゃん
先日もBar『GOG』でフローズヴィトニルやBlack Catの方々がオフ会として来てくださって、その時に急遽PvP大会を開催したんですけど、すっごい盛り上がりましたね!
カーナ
Twitterで拝見しましたが、楽しそうでしたね!
まねーじゃー
実は元々、オフ会とかそういう使い方をしてほしいっていう思いを込めて、貸し切りの金額も相当安くしてるんですよ。
まこにゃん
なので、今は環境的になかなか難しいかもしれないですが、みなさんにもぜひ気軽に利用していただきたいなって思ってます!
カーナ
何だかBarの宣伝っぽくなり始めましたが、もういっそ宣伝しきっちゃいましょう! みなさん、まこにゃんさんにも会えるかもしれないBar『GOG』はこちらです。
まねーじゃー
すみません、そういう意図ではなかったんですが(笑)
カーナ
わかってます(笑)オフラインのイベントの会場としても活用できるように、っていうことですよね。逆に言うと、お店を用意しちゃうくらい、オフラインのPvP大会をやりたいっていうことでもあるんですかね?(笑)
まこにゃん
はい! 本当に楽しいので、いつか絶対オフラインでのPvP大会を開きたいと思ってます!
カーナ
なるほど、ではそれを楽しみにしつつ、まずは何より、それができる環境になることを祈りましょう!
やはり人前に出る配信者の方々というのは、視聴している側からは見えない苦労を抱えてらっしゃるんだろうなぁというのが、言葉にはされなかった部分も含めて伝わってきました。既存の配信者の方々との差別化を図りつつ、自分たちのできることをコツコツと積み重ねて『居場所』を作ろうとしている、そんな印象を受けました。
お二人が積み重ねたものが親善大使オーディションにつながり、そのことでより多くの人に知ってもらえるようになり、お二人が本気で幻影戦争を楽しんでらっしゃる姿を見て、応援したいと思う方がどんどん増えていった。その結果、今はもう十分すぎるほど『居場所』が確立されていると思います。もちろん、思い描くゴールからはまだまだ遠いのだとは思いますが、ここまでのお二人の努力は、十分敬意に値するものだと感じます。
これからも僕が企画するイベント等に力を貸していただけたら嬉しいですし、一緒に幻影戦争を楽しんでいけたらいいなと、心から思います。
それではまた、次の幻影戦士の物語でお会いしましょう。
0コメント